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9月くらいからおよそ4か月に渡る、小さな恋の物語と母の妄想劇場。
子どもたちの名前は全員仮名です。
結婚
I want to marry Andy.
(アンディーと結婚したい。)
どなた!
Jake was saying “Girls are weak, chuck them in the creek!”, but then Andy said “Girls are good, Boys are good too!”.
(ジェイクがね、女子は弱い、小川にすてちゃえ!って言ってたの。でもアンディが、女子も男子も良いって言ったのー!)
目がハートになっております。
なるほど良い人を見つけましたね。
娘の初恋は、心優しい人権派園児でした。
考え方に惚れたところが良い!
母が気になるあの子
娘から「アンディ」くんの名前を聞いたのはそれが初めてでした。
娘は、一時「男の子ってイヤ」という時期がありまして。男の子に対して手厳しいことを言うことが多く、保育園の男の子一人ひとりの名前は基本的にはでてこないのでした。
ところがそんな時でもしょっちゅう聞いていた名前はクーパーくんでした。
I don’t like boys. …. except Cooper.
(男の子好きじゃない、 ・・・ クーパーは例外だけど。)
I don’t want to play with boys. … except Cooper.
(男の子と遊びたくない、・・・クーパーは例外だけど。)
といった具合で、男の子を悪くいうときも、クーパくんだけは例外なのでした。
そしてクーパーくんは私を見るたびに、「Hello May’s Mum. Bye May’s Mum.」とあいさつしてくれるフレンドリーな子で、私も大好きでした。
あるとき、娘が「ゾンビ」って何、と私に聞いてきたとき、
(その時何となく面倒で、)もうちょっとお姉さんになったら言うわ。
とはぐらかした時も。
All right then, I’ll ask Cooper.
(いいよじゃあ、クーパ―に聞くから。)
などと言っており。
次の日には、クーパ―がゾンビとなり、娘が園庭を逃げ回り、楽しい追いかけっこをしたと報告してくれました。
で、ゾンビのこと、どんな説明してくれたの、クーパ―くんは。
Zombi walks like this, and Mum, he met a zombi, for real life!
(ゾンビはね、こうやって歩くの。それでね、マミー、クーパ―はゾンビに会ったことあるんだって、本当に!)
へー!
ゾンビは何かを言わずとも、歩き方だけでも説明になるのかと私が学んだりもしておりました。
で、ずっとクーパーくんは、「楽しい男の子のお友だち」という認識でしたが、ある日、私の妄想劇場が始まります。
娘を迎えに行くと、ちょうど娘は砂場で遊んでいて、そこにクーパーくんもいました。
どうしてももうちょっと遊びたいというので、5,6分待っていました。
その短い間に、クーパーくんが娘に話しかけること、5,6回。
「Look May!!! I’ll jump from here, May! (メイ見てよ!ここからジャンプするよ、メイ!)」。ってな具合です。娘は塩対応。
はいはい、という感じで一瞥して終わり。
話しかけられてるのに気が付かないこともままあり。
母としては、おい!と言いたくなる感じでした。
その間娘が話しかけたのは2回ほど。
クーパーくんは、瞬時に真摯に反応。
いい子やなー。
でもあれ、もしかして・・・。
あのー、メイのこと、好き??
いよいよ帰りますよ、となったとき、女の子のお友だちにあいさつしている娘。
クーパーくんにも挨拶したら。
と言うと、
Bye, super Cooper!
じゃね、スーパークーパー!
と、韻をふむ言葉をつけてあいさつ。
それに対してクーパーくんも、韻を踏む言葉をつけて返してきたのでした。
Bye, ray of May! (じゃね、メイのかがやき!)
ってな具合です。(仮名なので、両方私が作りましたが、本名で。)
何ナニ、なんかいい感じじゃーん。
韻をふんでグッバイってなんか分かりあってる感じじゃーん。
とニマニマしちゃう私でした。
進展
再び。
I think I’ll marry Andy, Mum.
(私アンディと結婚すると思う。)
と言う娘。
今日、遊んだの?
Yes! We played on a trampoline!! Jake wanted to do trampoline with Andy but he wanted to come with ME!!!
(うん!今日トランポリンしたの!ジェイクがアンディとトランポリンしたかったけど、アンディはメイと一緒に来たかったんだよ!!!)
なにー!進展している!
娘の保育園では、トランポリンは一度に「二人」までと決まっていて、ペアになってトランポリンに入るのです。アンディ君とできるなんて、娘はそれはそれは嬉しかったのでしょう。
くーっ。
またとある日、娘を迎えに行くと。
クーパーくんが娘に話しかけ、ちょこっとおしゃべりしています。
その最後、娘の去り際に、
クーパー:Hey May, (ねえ、メイ。)
娘:What, Cooper? (何、クーパー?)
クーパー:……… nothing. (……… 何でもない。)
という短い会話。
その感じ、やっぱりさー?!
もー、nothingとか言ってないで、トランポリンに誘ってー!!!
と、どうしても一人盛り上がってしまうのでした。
世の常
そうしてまたある日。
Mum, Clare thinks Cooper is handsome!!!
(マミー、クレアがね、クーパーのことハンサムだと思ってるんだよ!!!)
クレアちゃんは保育園で一番仲の良いお友だちです。
恋愛ドラマのアルアル。
So I think I will marry Andy and Clare will marry Cooper.
(ということで、私はアンディーと、クレアはクーパーと結婚すると思う。)
な、なるほどねー。
I told Cooper Clare thinks he is handsome!
(クレアがクーパーのことハンサムだと思うってって言ったんだよ!)
えぇっ!メイがそれ言ったの?!
ちょっと・・・。
Yeah, Cooper was there too when she told me.
(うん、だって聞いたときクーパーもそこにいたんだもん。)
いや、でも・・・。
そ、そう。それで、クーパーはなんて?
He is so funny Mum, he started singing “Marry had a little lamb, little lamb, little lamb,”
(クーパーおもしろいんだよ、「メリーさんのひつじ、ひつじ、ひつじ」って歌い出した!)
ほんと楽しいね。
クーパーくんは照れくさかったのかな、突飛な返しに、益々ファンになる私。
そして娘は、
Clare started to play with marbles somewhere else, and Cooper sat next to me.
(クレアちゃんが他のとこでビー玉で遊び始めたのね、そしたらクーパーが私の隣に座ってね。)
う、うん。
(な、何、続きがあるの!)
He said to me, “HELLO—-!” and his face was like this close Mum!
(こんにちはーって言いながらね、顔がこれくらい近かったの!)
クーパーくんは、娘の顔にくっつくぐらいギリギリに接近し、変声と変顔で、「HELLO」と言ったそうです。
気が付いてほしいんじゃないかなー!!!
と、また妄想しちゃう。
大人になったら
やはり娘の気持ちはかたく。
Mum, I will marry Andy when I grow up.
(大人になったら、アンディーと結婚するね。)
はいはい。
I mean…. when I’m six.
(つまり・・・6歳になったら。)
早い!
えっ。
Cooper asked me today why I want to marry Andy.
何でアンディと結婚したいのかって今日クーパーが聞いてきた。
えっ!クーパー知ってるの!
何て・・・言ったの?
I said “because he is cute”!
キュートだからって言った。
あーそうなんだー。へー。
クーパーくんは何も答えなかったそうです。
いいコンビなんだけどなー。
いや、あの、いいのよ。いいんだけどね。
小さな恋のうた – MONGOL800
ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの
っていう名曲をメイさん、いつか君に聞かせたいです。
夢かうつつか
We played a game today and I was a princess!
And guess what… Andy was a prince! He held my hand!
(今日ゲームしてね、私がお姫様で!
そして何と・・・アンディーが王子様だったの!手をとってくれたの!)
良かったねーと言いつつも。
そんなうまいことあるかなー。
恋の病で夢でも見たかな?と思っていました。
数日後。
雨の日で、先生手動でクラス全体参加の物語風ゲームだったようで、娘が言っていた通りの写真が保育園のクラスページにあがっていました!
現実でしたか!
あっぱれです。恋は積極性が大切なようでございます。
最高の友だち
I could run faster than Cooper, Mum!
(クーパーよりも早く走れたよ!)
Cooper likes Michal Jackson.
(クーパーはマイケルジャクソンが好きなんだよ。)
Cooper saw a real-life mermaid!
(クーパーホントに人魚見たんだって!)
I’m bad, I’m bad, you know it! Cooper told me this song.
(ーマイケルジャクソンの曲を歌うー。クーパーが教えてくれた。)
Cooper was faster than me today…
(今日はクーパーのが(走るの)早かった・・・。)
毎日のようにクーパーの話しじゃんか・・・。
再び私の頭に巡るこのメロディー。
小さな恋のうた – MONGOL800
ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの
しかし。
徹底して彼女は。
I’m in love with Andy.
(アンディーと恋してるの。)
はいはい。
もういいわ、こっちが照れるわ!
きっとクーパーくんは最高の友だちなのでしょう。
ライバル
Clare told Andy I’m marrying him.
(クレアがアンディに、メイがアンディと結婚するってって言ったの。)
えぇっ!(ていうか決定事項のような言い方・・・。笑。)
・・・それで、何て?
He said he is going to marry me!
(メイと結婚するって言ってた!)
キャー!そうなの!(大笑い。)
良かったねー。
But Jake said he is going to marry Andy.
(でもそしたらジェイクが、ジェイクがアンディと結婚するって言うの。)
そっか、アンディ人気だね。
Yeah. You know Mum, boys can marry boys too.
(そうなの。男の子同士でも結婚できるし。)
そうだね。がんばれ。
園児の恋は展開が早いです。
おわりに
こんなに早く恋バナをすることになるとは!
びっくりでした。
娘が恋バナをするときは、もう笑顔がこぼれてくる感じで、キャイキャイ笑っています。
私もそうなっちゃいます。
クーパーくんのことを話すときも、こらえられないという体でよく笑うんですけどねー。(未練がましい母。)
いずれにしても、来年は三人ともバラバラの進路ですし、何より5歳ですし、実際に今後があるわけではないのですが、楽しく明るい、小さな恋物語でした。
次の月はこちら。
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