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3歳児のプレイデートにはゴタゴタがつきもの。その思い出です。
2020/03/09 衝突①
ショッピングセンターのプレイエリアに「滑り台」がありました。
娘は「1番に」滑りたい。
お友だちのソフィアちゃんは「一緒に」滑りたい。
滑り台は一本。
・・・平行線決定。
1番がいいと言う割に、娘はポヤンとしており、ソフィアちゃんがひょいひょい滑り台に上って「一緒に滑るために」座って娘を待っている状態になって、「1番がいい」とか言う。
ソフィアちゃんは、自分が先頭になって娘と一緒に滑りたいので動かない。
娘が後ろに来るまで、動かざること山のごとし。
二人とも・・・それホントに大事ですか・・・。
双方の訴えを「うんうん、そうだそうだ」と神妙にうなずきつつ、「まぁさ、今回は2人で楽しんでさ」と2人一緒にすべらせたり、ソフィアちゃんに、「あ、ほら他の子くるから滑って!」としたり。娘には、「1番に滑りたいときは・・・1番に上るってのはどうでしょう」と進言したり。「今回は、メイは1人で滑りたいみたいだからさ・・・」とソフィアちゃんに説明したり。
2人ともに「折れてもらう」体験を促すことになるのですが、そうすると、2人とも私に対して段々と失礼になるという。
何それ。
怒りの矛先、ワタシ?!
仲良くできないなら帰ります。
と言いたいのだけど、時間的に、まだ帰りたくない大人の事情。
失礼な人とはお話しません。
揉めるなら滑り台はおしまいです。
と言うと、後3回とか、後10分とか、交渉してきます。
10分の意味、あんまり分かってないとは思うのですが。
実はいくらでも遊んでて欲しいので、「仲良くできるならどうぞ」と偉そうに言って、近くの椅子に腰かけました。
そうして放っておくと、仲良く遊び始めるのねー。
あ・・・。
ワタシ、余計な干渉してた?!
2020/03/09 衝突②
滑り台エリアの後は、おままごとエリアに移動しました。
子どもサイズの小さなお店が何件かあって、おもちゃもたんまりとあります。
ソフィアちゃんは娘と同じが好きなので、娘が何かを使う度に、「私も」となります。
似ているものを手渡すのですが、「ピンクじゃない」「大きくない」「同じじゃない」という識別眼のスルドイこと。
もう疲れて、「うん・・・同じじゃないね・・・」と言って座り込んでいました。
そうするとやっぱりゴタゴタして、「マミー!」と娘が告げ口してきたりするのですが。
ホントに疲れて。
「うん・・・」とうなずきだけを送り、何もしませんでした。
ぼんやりと、この30分間だけ世界がモノクロになれば「色問題」は解決できるか・・・などと思っていました。
そうしていたら、2人からご馳走を振舞われました。
娘がイロイロ食べ物が入ったボールをドンッと置いてくれて、ソフィアちゃんがお茶をいれてくれました。
子どもたちのツンデレに、じーーーーんとしてました。
手のひらで転がされてるなーーー。
2020/03/?? 作戦?
ソフィアちゃんと娘をショッピングセンターに連れていく日。
娘が、自分のテディベアを2つ持っていきたいと言いました。
貸してあげられるならという約束のもと、大きいテディと小さいテディを抱いて、ソフィアちゃんを迎えに行きました。
小さいテディベアをソフィアちゃんに差し出す娘。
大きいテディベアを指さすソフィアちゃん。
すんなり、大きい方を手渡す娘。
その車中。
ソフィアちゃんに向かって、娘は小さいテディがいかに可愛いかをアピールしていました。
Look! She’s got a big red heart here, on her tummy!
Her name is Judy.
I love her sooooo much! She is my favorite!
ってな感じです。
ギューッとハグしたりして。
ショッピングセンターについて車から降りるなり、ソフィアちゃんは小さいテディを求めました。
それを手渡して、大きいテディを抱いたときの娘の・・・満足げな様子が・・・。
え・・・。
はかった?!
真相は分かりませんが、そうかも・・・段々、そういうこともするんだなと認識しようと思いました。
まぁでも思えば・・・。
娘が私がススメることの「反対」を求める、という性質を利用して、私が、わざと選んでほしいことの反対をススメることがあるんです。で、娘はその反対、つまり実は私が選んでほしいほうをとるわけです。
そのとき・・・ワタシもあんな顔してるんでしょうね。笑。
子は親の鏡・・・ってこういうことかしら。
2020/03/?? 食い逃げ禁止
公園で遊んでいるとき、アイスクリーム屋さんごっこをしました。
架空のアイスクリームを娘に渡して、「ありがとうございましたー!」と言う私。
架空のアイスクリームを受け取り、笑顔で立ち去る娘。
そのとき、ソフィアちゃんからツッコミが入りました。
YOU MUST PAY!!!! (お金払わないとダメ!)
That’s funny! (それオモシロイ!)が口癖のソフィアちゃんらしからぬ深刻な雰囲気。
何となく気おされてタジタジの娘。
ソフィアちゃんはそのまま、YOU MUST PAY!!!を繰り返しながら、娘をコーナーまで追い込み、ついに娘の背中にポールがある状態でストップ。
あらためて、愛らしい小さな手を突き出し、YOU MUST PAY!!!とソフィアちゃん。
娘から目をそらしません。
す、素晴らしい・・・。
3歳児の雄姿。
アイスクリーム屋さんは私だったので、ソフィアちゃんは一般客。
正義感の塊。
ご両親の行き届いた教育を感じました。笑。
娘にかけより手を出して、「2ドルでーす♪」と言って丸くおさまりました。
2020/03/?? 謝ってよ
娘が変なテンションになったときがありました。
全容は不明なのですが、多分、ソフィアちゃんは悪くないのに、
You have to say sorry!
と言い続けました。
割とゆずれるタイプの娘なので、らしくないなーネチネチしてるなー疲れたかな?と見ていました。
ソフィアちゃんは眉間にしわを作り、
“Why?”
娘は、
“sd;fヶじwereiaowkewkrhぇい!!! You have to say sorry!”と。
謝ってよ、はハッキリ分かるのですが、理由の部分は興奮しているのか意味不明。
ソフィアちゃんは、天を見上げて首を振りつつ、いかにもイヤイヤ、意味わからんという様子で、
ALL RIGHT!!!! SOOOORY!!!!!
と言いました。
その、無理やり言ってやった、言葉だけくれてやった、という感じは娘はスルーで。
Right! Let’s play!(よし!あそぼ!)
とご機嫌になりました。
・・・よく分からないこだわりだったけど、その切り替え力は好き。
そしてソフィアちゃんありがとう。
2020/03/23 これがホントの
ソフィアちゃんは、娘の服や靴を身に着けるのが好きでした。
ブーツを履く、という娘。
同じブーツを履く、というソフィアちゃん。
1足しかないからさ・・・。
揉めることしばし。
娘が、I KNOW!(分かった!)と言って出した結論は、
ブーツを片足ずつ、ビーサンを片足ずつという。
これぞ、正真正銘のペアルック。
2020/03/28 説得力
2人を連れて、近所のビーチに行きました。
娘はこの頃、「何で魔」。すべてのことにWhy?を繰り返す時期でした。
トヨタのなぜなぜ分析も真っ青の、永遠に続く「なんで」。
どう説明したところで、なんで、と返ってくるのでした。
2人でビーチに座り、泥でケーキを作っているとき。
Why are we at the beach? (なんで私たちはビーチにいるんだろう?)
ソフィアちゃん:We go to the beach to make a cake. (ケーキ作るためでしょ。)
娘:Ah, yes. (あ、そうだね。)
・・・納得?!
子どもたち同士の理屈は、特別なんでしょうね。
2020/03/28 愛しいあなたたち
砂辺に、2人の名前を書きました。
娘:What’s this mom?(これ何?)
私:2人の名前を書いたよ。メイ、ソフィアって。
娘:Oh! I will write your name!(へえ!マミーの名前書くね!)
ソフィアちゃん:I will write my mom’s name!(私もマミーの名前書く!)
2人が書くグチャグチャの「文字ではない文字」が、とても愛しいのでした。
2020/03/28 宣戦布告
ビーチは最高です。
思う存分楽しむ2人。
突然、娘がキビシイ顔つきになり。
We don’t want to go home.(家に帰りたくない。)と。
ソフィアちゃんも、No, we don’t want to go home.と繰り返します。
折りたたむように、娘が We never want to go home.(ゼッタイ家に帰りたくない。)と。
ソフィアちゃんもまた繰り返します。
・・・まだ平気ですけど・・・。
いずれは・・・。
2人でタッグを組んで厳しく言ってくるので、本日の「バイバイ」は難航するだろうな・・・という予感をハッキリと感じました。
戦いの火ぶたが落とされました。
2020/03/♪ どこだってできる
2人を車にのせるのが好きでした。
3歳児同士って、こんなにおしゃべりできるんだ?!というくらい、2人がペチャクチャしゃべり続けるのです。
音楽をかけてはコメントし、歌い。
想像上のクマやら何やらが追いかけてくるというストーリーを作っていたり。
変顔をしていたり。
ソフィアちゃんが、That’s so funny!!(それスゴイオモシロイ!)とコメントする度に、車の中の空気が弾むのでした。
ついには、2人はかくれんぼを始めました。
ちゃんとチャイルドシートに座ったままです。
こんな風に。
いつも私は、家に帰るまでの道のりを遠くして、長めのドライブをするのでした。
2020/03/28 案の定
思い切り楽しんだ一日。
実はこの日、ソフィアちゃん一家は母国に帰るために荷造りをしていました。
それで私がソフィアちゃんを連れだして一日預かっていたのです。
Covid-19の深刻さが増していて、国境の封鎖が続々と続いたことを考えると本当に英断だったと思います。
でも寂しくて寂しくて、おセンチな私はたまらない気持ちでした。
お風呂も一緒に済ませて、一日を終えようとしておりました。
ソフィアちゃん家に彼女を送り、帰るよと言うのですが、2人で部屋にたてこもり。
・・・でた。
遊ぶたびにほぼ毎回でしたが、子どもなりに感じるところがあったのか、この日はあきらめが悪い。鍵をかけて閉じこもります。
なんやかんやと押し問答。
私が出した切り札。
今日の夕飯はピザだよーーーー♪!
娘が黙り、ドアが開きます。
ソフィアちゃんはまだ、毅然とした表情で私をにらみつけています。
ソフィアちゃん: DON’T TAKE HER HOME. I SAID NO. (連れて帰らないで。ダメって言ってる。)
娘がひらめいた!と言わんばかりに、
You can bring my dinner here.
夕飯持ってきたら。
ですって。
ソフィアちゃんもそのアイディアを気に入り、2人に笑顔が広がります。
降参しました。
ソフィアちゃんのご両親も、いいよ、いいよとおっしゃるので、ピザを持ってきて、夜遅くまで一緒にいました。
私もご両親とワインを飲んで語らいました。
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