5歳育児日記④ あなたはあなた、私は私

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Canvaのテンプレートを利用。(嬉しい 42万点以上のテンプレート

5歳育児日記の①ー③はメモをあまりとっていなくて、まだ記憶をたどっているので、④からスタートです。

いくみ
いくみ

やっぱり書かないと忘れてしまいます。

娘は、二月から小学校のプレップ生(一年生の前学年)になります。

お弁当箱

お弁当になるので、新しくお弁当箱を買いに行きました。

娘がガシッとつかんで選んだのはこちら。

いくみ
いくみ

こっちのピンクのは、レインボー、ユニコーン、アイスとか、メイが好きなものたくさん描いてあるよ?

娘 メイ
娘 メイ

No.

This one.

(いいの。これ。)

・・・ここで蘇る想い出。

「ピンク」か「緑」のかばんを選べる状況で、私がさんざん、「いつもピンクが一番好きって言ってるよね?」と言ったにもかかわらず「緑」を選び、取り消しできない段階になってから「ピンクがいい~」とダダをこねまくったことがありました。

いくみ
いくみ

それ・・・覚えてます?

娘 メイ
娘 メイ

I know Mum, but this one!

(分かってるよ、でもこれなの!)

いくみ
いくみ

こっちのがかわいいと思うなー。

メイが好きなもののイラストが大集合のお弁当箱だよ?

何でそっち?

娘 メイ
娘 メイ

This looks like a mermaid Mum, this is a mermaid, look!!!

(お母さんこれ人魚みたいでしょ、これ人魚だよ、見てよ!!!)

いくみ
いくみ

人魚っていうか、魚かもしれないじゃん!

娘 メイ
娘 メイ

It’s a mermaid Mum!!!

(人魚だよ!!!)

前回のパターンになるのが嫌で、「魚か人魚か」という大人げない押し問答をすることしばらく。

更に意地悪な私は。

いくみ
いくみ

学校のお友だちも「魚」って言うかもよ?

娘 メイ
娘 メイ

I don’t care Mum!

(どうでもいいよ!)

いくみ
いくみ

・・・。
 

そうゆうとこ、好きー。

誰に何を言われたってかまやしない、というところが娘に見えることがあり、それが良くない方向に出ないようにする必要はありますが、大事にしてほしいなと思います。

いくみ
いくみ

悪かった。はい。

この人魚のお弁当箱にしよう!決定!

すてきなドレス

娘はダンスを習っています。今年最後のレッスンは、練習着ではなくて好きなドレスを着ていい、という日でした。

皆かわいかったり、面白い格好してるなー?なんて思ってから、ズドーンと気が付きました。

いくみ
いくみ

忘れてたー!!!

いくみ
いくみ

うわー。

これにするって張り切っていたドレスが・・・。

車でさっと行けば持ってこられる・・・ちょっとでも・・・と勢いよく席を立ったとき、

隣にいたママさんが、リラックスしなよー。貸してあげるからー。と言ってくださいました。

ママさんが良くても、娘ちゃんは持ってきた二種類とも着たいのでは、とお顔を見ると、ニッコリいいよと言ってくれました。

いくみ
いくみ

ありがとー!!!!

ホントにありがとー!!!!

我が家は、プリンセスがプリントしてある洋服はいくつかありますが、「コスチューム」は一つも買ってあげていません。

娘が借りたのは、それはそれはきれいな「ベルのドレス」。ベルみたいなドレスでもなく、ベルが描いてあるドレスでもなく、「ベルのドレス」。

ドレスの裾にワイヤーが入っているので、長いスカートがふっくらと豪華にふくらんでいます。

娘 メイ
娘 メイ

I LOVE THIS!!! I look like Belle!!!

(これ大好きー、ベルみたいに見える!)

娘の喜びようったらありませんでした。

まるで赤毛のアンが、初めて袖がふくらんでいるドレスを着たときみたいな。

踊っている間中、心も弾んでいるのが見えるようでした。

失敗した・・・ガクーンと落ちていたところ優しくしてもらって、娘は大喜びだし、幸せで気持ちがあったかーくなりました。

とっても優しいその子とママさんともお近づきになれて、プレイデートも約束し、嬉しい最終レッスンになりました。

あなたは信じてる

保育園のクラス担任の先生が、年度もあと少しというところで辞められてしまうことになりました。

代打の先生が彼女の顔写真を使ってエルフを作り、教室に置きました。卒園まで見てくれてるんだよ、という心遣いだったのかと思います。

その「先生エルフ」が、毎朝隠れたり、移動しているということで、クラスは騒然となっていました。

先生方は、「ぼくたちは動かしてない!」と言い、生徒たちもそれを信じているので、一体どうやって先生エルフが動いているのか、今日はどこにいるのか、誰が見つけられるのかと、毎朝大盛り上がりです。

娘の友だちが私にかけよってきて、こういいます。

This is not real! This is fake!(これホンモノじゃないよ!偽物だよ!)

だまされちゃダメだよ?!私は知ってるけど!ということなのでしょう。ものすごい剣幕で、目を見開いて言ってきます。

いくみ
いくみ

そのムキになりっぷりが愛しい・・・。

なんでそう思うの?と聞くと、

It’s laminated! (ラミネートされてるんだよ!)

と。

いくみ
いくみ

そこね・・・。

「ラミネートエルフは」フェイクなんだよね。

・・・きゃわいい。

娘はどう思っているか、家で聞いてみると。

娘 メイ
娘 メイ

Yeah. It’s fake.(まあ、フェイクだよね。)

いくみ
いくみ

何でそう思うの?

娘 メイ
娘 メイ

It’s got blue tack. ブルータックついてるから。

ブルータックは練り消しのような形状で、写真や紙を壁にペタっと貼るときにくっつけて使うものです。

ラミネートにブルータック。

文房具的な施しが、子どもたちに疑念を抱かせるようです。

いくみ
いくみ

でもー、フェイクだったら、何で動くのかな?

先生たち動かしてないって言ってるんでしょ。

しばらく考える娘。

娘 メイ
娘 メイ

Mum! Maybe, it is Santa!!!

He is moving it at night, really late!

(お母さん!多分さ、サンタじゃない!

サンタが夜に動かしてるんだよ、すごい遅くに!)

サンタパワーは絶大です。

でた

娘は保育園の担任の先生が大好きでした。

娘 メイ
娘 メイ

Mum! I don’t have to, if I don’t want to!!!

(お母さん!やりたくなかったら、やらなくていいんだよ!)

と担任の先生は言ってくれるんだと、切り札のように言ってくることがありました。

やるべきことが満載の日常生活。

食事に歯磨き、おふろ、就寝。

いくみ
いくみ

やりたくなくてもやるんです!

と言う私とは真逆のそれが、魔法の言葉のように聞こえたのでしょう。

娘 メイ
娘 メイ

That was the first thing I learned at Kindy!!

(それが幼稚園で学んだ最初のことだから!)

とかなんとか、「学校で」とか「先生が」とか、正当性を主張してきます。

一体どういうシーンで、「You don’t have to, if you don’t want to. (やりたくなかったら、やらなくていいのよ。)」というセリフが出るのか、確認したいと思っていました。

「好きなことをして生きろ」という人生訓なのか、我慢も大事という私が時代遅れなのか、文化の違いなのかと深入りして考えたりもしていました。

プレイデートでクレアちゃんの家に行ったとき、彼女もまたお母さんに、I don’t have to, if I don’t want to!!!を繰り出していました。

いくみ
いくみ

でた・・・。

もう絶対聞いたる。

それを言っていた先生は辞めてしまったので、副担任の先生に聞いてみると、「モーニングティーのときに」食べたくない人は無理して食べなくてもよい、というシーンで、”You don’t have to if you don’t want to.”というセリフが使われていたそうです。

いくみ
いくみ

だそうですからね!!!

その響きの良い言葉を毎日聞いて感動していたのでしょうね。

卒園前にクリアにしておいて良かったです!

誰のこと?

無事に小学校に行かれるのか不安になるくらい、何かと反抗してくる娘。

毎日メーン!メーン!と竹刀を振りあげて突進してくるかのようです。

いくみ
いくみ

剣道むいてるんじゃないだろうか・・・。

(私はやったことないけど。こういう勢い大事?)

何かをやってくださいとお願いしても、「Why?」から始まってひとしきり反抗した後、タラタラグダグダ(ここは士道に反するか・・・)。

保育園でご迷惑をおかけしていないか不安がピークに達して先生に聞いてみると。

Oh she is fabulous, she is so ready for school. If I ask her something, she gets to it straight away! (あらものすごくよくやってるわよ、小学校の準備万端。何か頼んだら、パッとやってくれるわよ。)

いくみ
いくみ

先生、誰のこと言ってる・・・?

同一人物とは思えぬことに戸惑うも、先生のお言葉をありがたーく胸にしまい、少し安堵しました。保育園での顔と、家での顔とあるようです。

ありがたや

洋服は自分で選ぶようになっていますが、ある日、

いくみ
いくみ

その組み合わせはさすがに・・・。

と思ったことがありました。「あう・あわない」で散々やりあったあと、娘がひいてくれて、その日は別の組み合わせで出かけていました。

その一件のあと、娘が、

娘 メイ
娘 メイ

コレアウ?

と聞いてから、洋服を選ぶということが何度かありました。

いくみ
いくみ

あ・・・。気にするようになっちゃったかな。

まだそんなこと、どうでもいいことだったな。

とちょっと反省モードに入っていました。

娘も娘で、思うところがあったようです。

後日、私が大反対した組み合わせを着て、得意げな顔をしてこちらを見てきました。

いくみ
いくみ

はいはい。

好きなの着たらいいよね、失礼しましたー!

組み合わせは本人の自由ですね。

私は本当にたくさん間違いをしてしまう人間なので、娘には反抗力があるくらいでちょうどいいな・・・と思いました。

あなたと私

娘と私で、テレビ番組の趣向が重ならない部分があります。

当然ですが。

加えて私はけっこうウルサイほうです。

深読みするクセがあるので、「この設定やセリフは教育上良くないんじゃないか」みたいなポイントが・・・。

いくみ
いくみ

たくさん頭に浮かんでしまいます。

子どもが見る番組については、ツッコミスイッチをオフにできないんです。大人用はいいのですけども。

娘 メイ
娘 メイ

Why don’t you like ” ~ (アニメや映画の名前)”?

(”~”なんで好きじゃないの?)

という素朴な質問、

いくみ
いくみ

本気で答えようと思ったら語れそうな感じです。

娘には理由を簡単に説明し、(私基準の)名作に誘導することで、そのような作品の割合が少なくなるようにはしちゃってますが、ゼロにするのは辞めようと観念しています。

私の母も同じくツッコミスイッチがオフにできないタイプで、彼女は割と、ゼロにしたがっていたと思います。「見てはいけない番組」「ダメって言われそうだから見たいって言えない番組」が私にはけっこうありました。まあ単純に、当時の録画機能の関係や、母がクイズ番組、父が刑事モノとかを見たいがために、チャンネル権争奪戦の参加者を増やしたくなかったという可能性もあります。

とりあえず私は、クラスメートが知っている芸能事情やテレビ事情に非常に疎くなり、それがちょっと寂しかった経験があります。

なので「ゼロ」は辞めよう、見せてあげよう。

でも、

いくみ
いくみ

「ココはイヤ・・・」というチクリは許して。

その意見が彼女からは、「何言ってんだ・・・」となるようなことでも、そういう視点もあるってことは知ってほしい。

・・・。

昔母が言うことが、「うるっさいなー」と思っていたことを思い出し、

いくみ
いくみ

同じことしてるわー。

と思うんですけどね。

「一緒に何かを好きになる」という経験はとっても楽しくて、娘と私が『モアナ』と『Sing』大好きになってキャイキャイできるのは最高です。ここが好き、だから好き、本当にスキ!を語るのは、キライな理由よりも幸せで楽しいものです。

そういう作品にたくさん出会いたいなと思います。

一応・・・何で嫌いかの質問に答えたあと、

いくみ
いくみ

マミーが嫌いなことを、メイが好きになることはこれからもあるからさ。

メイの好きを大事にしてね。

と付け足しておきました。

私に反対意見をされたからといって冷める必要はない。知ってくれるだけで十分。辞めないといけないほどに邪悪なものは中々ないはず。

いくみ
いくみ

ガッツリ何かを好きになるんだよ。

私が「嫌い」だからっていうだけで理不尽に何かを反対したときは、しっかり反抗してくれる力が育ちますように。

いくみ
いくみ

どうにもヤバイときは徹底抗戦するけどね!

お互いフェアに戦おうじゃないか。

遅くて良かった

サンタさんから以外のプレゼントは12月になると届き始めて、それらをクリスマスツリーのまわりにどんどん置いていく風習があります。大抵の家庭では開けるのは全部25日みたいです。

ということで、プレイデートに行くと、お友だちのクリスマスツリーにはかなり大量のプレゼントがあります。

わが家は何一つ置いていませんでした。

私にとっては非常にありがたく、義家族もあまりプレゼント交換をする感じではないので、娘が12月に受け取ったプレゼントは、日本にいる私の両親からのみ、だったんですね。

いくみ
いくみ

もうちょっと数を増やすか・・・。

と思い、娘にとって「どうせ買わないといけない、安いもの」をいくつもプレゼント化して数を増やしました。夫と私からの正式なプレゼントと、両親のものと合わせて、クリスマスの週になって、一気に置いてみると、割と豪華に見せることができました。

そうしたらもう、狂喜乱舞。

毎朝、

娘 メイ
娘 メイ

Can I open the presents, today, now, maybe just one?

Pleeeeeeeeeease?

(プレゼント今日、今、開けてもいい?一つだけならどう?おねがーーーーい!)

というおねだり攻撃。

いくみ
いくみ

毎朝。

来年も、最終週だけにしよっかなー。と思いました。

特製アドベントカレンダー

アドベントカレンダーを初めてやってみました。

クリスマスツリーの形で引き出し式です。しっかりした厚紙でてきているので何年間も使えそうです。

いくみ
いくみ

毎朝お菓子はヤダなー。

ということで、私からのメッセージを入れることにして準備していました。

娘 メイ
娘 メイ

I want to do it! (やりたい!)

と、娘も何か好きな絵を描いて入れていました。

娘が描いた絵の日と、私からのメッセージの日が混ざっています。

いくみ
いくみ

毎朝大喜びで、クリスマスが盛り上がりました!

例えばこんなのを入れました。

・マミーからギュー
・お尻キス
・サンタチョコ
・有名ブランドのチョコ
・iPadタイム5分延長券 などなど。

オーストラリアの12月は暑くて、チョコを入れるととけてしまうため、チョコの日も、「チョコ」と書かれたメモにして、冷蔵庫からとっていいことにしました。

ハグもキスも、毎朝普通にしてはいるものの、改めて、読み上げてからすると楽しいものでした。

お尻キスはお尻にチュです。鼻とか目、おへそにチュも入れました。げらげら笑ってました。

一番喜んだのは、もちろん、iPadタイムの延長券でした。

それが出た後には、「チュ」に対する喜びがハッキリと落ちてました。

いくみ
いくみ

デジタル世代ですよ・・・。

とても楽しかったので、しまうときに、すでに来年分のメモをセットしました。

いくみ
いくみ

あとは来年出すだけー。楽しみ♪。

サンタさんへ

いよいよクリスマスイブ。

サンタさんのためにクッキーとミルクを用意するのが定番ですが。

娘はジュースにしていました。

みんなのお家でクッキーとミルクだと、飽きるだろうという心遣いだったようです。

いくみ
いくみ

実はうっかり忘れていて、私が寝た後に、娘がベットから抜けて、夫に頼んで一緒に用意したそうです。

5歳の娘より早く寝ました・・・。

サプライズ

私と夫はプレゼント交換などをしないので、クリスマスにプレゼントをもらったのは娘だけでした。

すると、

娘 メイ
娘 メイ

I want to give you a present too!(お父さんとお母さんにもプレゼントをあげたい!)

と、可愛いことを言うので、娘と私が夫に、娘と夫が私に何か選ぼうということになりました。

娘と夫は「サプライズ」にしようねーとウキウキと話しています。

いくみ
いくみ

二人ともごめん・・・。私サプライズプレゼント好きじゃないの・・・。

娘 メイ
娘 メイ

No it’s fun Mum!!!

(ダメだよ、楽しいんだから!)

と、その時は言われましたが、次の日、車中。

娘 メイ
娘 メイ

Why don’t you like surprise?

(何でサプライズ好きじゃないの?)

と聞いてきてくれました。

いくみ
いくみ

地球のためにも家計のためにも、必要じゃないもの欲しくないの。

地球にもよくないし、お金も減るんだ。

娘 メイ
娘 メイ

… OK Mum, what do you want?(分かった。何が欲しい?)

いくみ
いくみ

えーと。お茶屋さんのルイボスティーっていう葉っぱがいいです。

娘 メイ
娘 メイ

Where is it? (どこ?)

いくみ
いくみ

ダディが知ってるけど、時々行くショッピングセンターにあって。

娘はその時、お茶の名前とショッピングセンターの場所を覚えようとブツブツ言ってました。

結局忘れてましたが、私の気持ちを気にしてくれたこと、尊重してくれたこと、覚えようとしてくれたことが、とっても嬉しかったです。

おわりに

好みや主張を細かく伝えてくれるようになり、私自身との違いを強く感じる場面が増えてきました。そして娘も、同じように感じているのかもしれません。

「良かれと思って」ではあるものの、いらないことを言い過ぎている、どちらかというと私は過保護アンド&ロジハラ傾向にあるだろうというのが自己分析なので、娘の中の「個」を大切にしなければと思います。

子離れの準備と言いましょうか。

早いかもしれないけど、私は時間がかかるタイプなので、早めスタートでゆっくりと・・・。

子どもは子ども、私は私、ですね。

いくみ
いくみ

小学校でまた世界が広がりますように!

次の月はこちら。

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